閉会式も佳境に入った。NHK交響楽団の演奏、男性ソプラノ歌手の岡本知高氏による歌声が響く中、五輪旗が自衛隊員の手で厳かに降納された。
ステージでは東京都の小池百合子知事、2024年夏季五輪開催都市であるパリ市のアンヌ・イダルゴ市長が入場。小池都知事から国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長を介し、パリ市長に五輪旗が手渡された。続いてフランス国歌が現地の映像とともに流れ、国旗が掲揚。東京からフランスへと五輪の精神が引き継がれた。
ここからはフランスのパフォーマンスとなる。自転車に乗った女性がパリの五輪会場をめぐる映像が流れる。新競技ブレイクダンスなども紹介され、パリのシンボル・エッフェル塔にはパリ五輪の巨大な旗がはためく。映像では仏の柔道家、テディ・リネール氏やマクロン大統領も登場し、展示飛行部隊がパリ上空を飛んだ。