五輪閉会式をNHKEテレが手話付き放送へ

NHKの外観(三尾郁恵撮影)
NHKの外観(三尾郁恵撮影)

NHKは8日夜に総合テレビとEテレで生中継する東京五輪の閉会式を、Eテレで手話付きで放送する。開会式の中継では手話通訳がなく、全日本ろうあ連盟が7月末、NHKと民間放送連盟に改善を求める要望書を提出していた。

ろうあ連盟が公表したNHKへの要望書や意見書では「東京大会は多様性と調和を掲げ、共生社会を目指すとしている。その放送で手話通訳がなければ、手話言語を必要とする人々にとって多様性を感じるものにはならない」などと指摘していた。

NHKは要望を受け、Eテレでの閉会式放送に手話通訳を付けることとした。24日の東京パラリンピック開会式と9月5日の同閉会式の生放送にも、手話通訳を付ける予定。

ろうあ連盟は「手話通訳付与の実現に努力いただいた」と評価。その上で、NHKがEテレでの放送としたことについて、「『多様性と調和』がなされた放送・サービスといえるようにするためには、手話言語通訳付き放送をNHK総合で実施する必要がある」などとする意見書を公表した。