7日付の複数の韓国主要紙は、米韓合同軍事演習が予定通り月内に実施される見通しだと伝えた。南北関係などを考慮して規模を縮小する方針という。
ただ、北朝鮮は中止を要求しており、実施すれば反発は必至だ。
米韓両軍は今月中旬から下旬にかけてコンピューターシミュレーションによる指揮所訓練などを行う方向で調整している。朝鮮日報によると、参加人数を絞るほか、防御演習は行うものの反撃演習は省略か縮小する可能性が大きい。
韓国内では、情報機関の国家情報院が演習を中止すれば北朝鮮が南北関係で前向きな「相応の措置」を取る意向だと分析するなど、中止や延期すべきだとの意見も出ていた。
文在寅大統領は4日の軍指揮官らとの会議で、各種の事情を考慮して米側と慎重に協議するよう求めた。(共同)