稲見萌寧、プレーオフを制して銀メダル ゴルフ女子

女子ゴルフの銀メダルを懸けたプレーオフを制し、リディア・コ(手前)と健闘をたたえ合う稲見萌寧=霞ケ関CC
女子ゴルフの銀メダルを懸けたプレーオフを制し、リディア・コ(手前)と健闘をたたえ合う稲見萌寧=霞ケ関CC

東京五輪第16日の7日、ゴルフ女子の最終ラウンドが埼玉県川越市の霞ヶ関カンツリー倶楽部(パー71)で行われ、首位と5打差の3位タイから出た稲見萌寧(22)=都築電気=は、通算16アンダーの268で2位タイとなり、ニュージーランドのリディア・コ(24)との銀メダルをかけたプレーオフに突入。これを制して銀メダルを獲得した。前回のリオデジャネイロ大会で112年ぶりに五輪競技に復活したゴルフでは、日本勢のメダル獲得は男女を通じて初めてだ。

優勝は通算17アンダーでまとめた世界ランキング1位の米国のネリー・コルダ(23)。銅メダルはプレーオフで敗れたコ。

稲見は9番ホールを終えた段階で通算12アンダー、首位3人と3打差の単独5位で折り返した。13番で連続バーディーを決めると単独2位に浮上。14番ではイーグルトライは失敗に終わるも、難なくバーディーをとり、首位に2打差と迫った。

15番ではやや距離のあるバーディーパットを沈め、トップのコルダーとの差を1打差に詰めて単独2位をキープ。期待が膨らんだ。

16番は1打目でグリーンに乗せられなかったが、2打目で絶妙のアプローチをみせてパーでしのぐ。5連続バーディーは逸したが、首位と1打差は保った。

稲見が17番でプレー中の午後0時27分、雷雲接近を知らせるホーンが鳴り響き、試合は一時中断された。48分後に再開されると、稲見は直後の一打でバーディーを決め、首位に並んだ。

しかし、18番では2打目がバンカーにつかまりピンチに。3打目で何とかグリーンに乗せたが寄せきれず、パーパットも決まらず痛恨のボギーとなった。

一つ後の組のコルダは手堅くパーにまとめて金メダルを決めた。コもパーパットを沈め、稲見と並んで終了した。

銀メダルか銅メダルかを決めるプレーオフは、最初の18番ホールで稲見はフェアウェイをキープ。しかし、コは1打目をバンカーへ入れてしまう。結局、稲見はパーパットを決めて、コは外し、稲見の銀メダルが確定した。

7位タイでスタートした畑岡奈紗(22)=アビームコンサルティング=は3バーディー、1ボギーで通算10アンダー。

フィリピン代表として出場した今年の全米女子オープンの覇者、笹生(さそう)優花(20)=ICTSI=は、最終日は1イーグル、5バーディー、1ボギーの6アンダーにまとめて通算10アンダー。初日に3オーバー、47位と出遅れたのが響いた。


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