空手の植草「思い出のたこ焼き」 千葉・八街の店主夫婦がエール

のぼり旗を置いて植草歩を応援するたこ焼き店「まっちゃん」の松戸誠さんと植草のイラスト入りTシャツを着た妻の操さん=千葉県八街市
のぼり旗を置いて植草歩を応援するたこ焼き店「まっちゃん」の松戸誠さんと植草のイラスト入りTシャツを着た妻の操さん=千葉県八街市

東京五輪で初実施の空手組手女子61キロ超級代表の植草歩(29)=日本航空=が7日、東京・日本武道館で試合に臨む。千葉県八街市出身の植草が思い出の場所として紹介している市内のたこ焼き店の夫婦は、「勝ち抜いてメダルを八街に持って帰ってきて」とエールを送っている。

「みんなでたこ焼きを食べに行くちょっとした時間が幸せで幸せで仕方なかった」

植草は昨春、緊急事態宣言で自粛生活を送る八街市民に向け、応援メッセージを収録した動画を市に届けた。その際、たこ焼き店の思い出を紹介していた。3月には自身の短文投稿サイト「ツイッター」でも「ベンチに座って友達と食べる時間がすごくすごく幸せだった」とつづり、店の前で撮影した写真を掲載した。

思い出のたこ焼き店は、JR八街駅近くの「まっちゃん」。松戸誠さん、操さん夫婦が営む。現在のテークアウトの形式となって20年、現在はパン店も併設している。植草が紹介した「ベンチ」は今も店頭にある。

実住(みすみ)小の在学中に道場で空手を始めた植草は、八街中央中時代は陸上部に所属。部活動帰りに店に寄っていたという。

植草はラジオでも、思い出の味と場所として「まっちゃんのたこ焼き」と話していたという。「それを偶然聞いていたので、飛び上がってしまった。自分のたこ焼きをおいしいと言ってくれ、感激した」と誠さん。それから、植草の地元後援会からもらった旗2本を店頭に置くなどして、植草を応援している。

「歩ちゃんはいつも5、6人で来ていた。みんな元気な子ばかりだったのでよく覚えています」。後援会からもらった植草のイラスト入りTシャツ姿で、操さんはそう話す。世界選手権優勝後、植草がその中学時代の仲間たちと店に来てくれたこともあったという。

「八街の星」。植草はJR八街駅構内の掲示物でこう紹介されている。松戸さん夫婦は「五輪に出場するまでには大変な努力があったと思う。八街から出場するなんてめったにない。テレビの前から全力で応援します」と話している。

会員限定記事会員サービス詳細