山梨県が臨時特別対策 観光での来県控えるよう要請

山梨県は6日、新型コロナウイルスの1日あたりの感染者が、過去最大のペースとなっていることから、感染力が強いとされるインド由来の変異株「デルタ株」による感染拡大抑制に向けた県独自の「臨時特別対策」を発出した。県民に対する外出の自粛や団体に対するイベントの延期、中止に加え、新たにアストラゼネカ社のワクチンを導入し、接種ペースを引き上げることなどを盛り込んだ。さらに観光目的で来県をしないように県外に要請する。

期間は今月22日まで。この週末からの3連休、お盆休みの集中的な対策で、デルタ株による急激な感染ペースを押さえ込む狙いだ。

山梨県では6日時点、重症者はおらず、全ての感染者は病院や宿泊施設などの施設療養に入り、自宅療養者はゼロ。しかし、6日の緊急会見で長崎幸太郎知事は、「新たな変異株の猛威で、療養・医療体制の維持はぎりぎりの危険な局面に入った」と強調し、より厳しい制限を設定する臨時対策への協力を求めた。

対策では、重点医療機関の病床や宿泊療養施設の部屋数増加を図ると同時に、これまでのファイザー社、モデルナ社に加え、アストラゼネカ社のワクチン接種を始める方針を示した。また、県民への外出自粛要請と同時に、県外者に対しても観光目的の来県を控えることを求めた。

県の臨時対策を受け、8日と15日に予定していた甲州市での花火打ち上げ、笛吹川での鵜飼が7日から中止になるなど、各種イベントの中止が相次いでいる。