22市町で酒終日自粛へ 静岡県の蔓延防止、全県民に「命守る行動を」

静岡県での蔓延防止等重点措置の対象地域や内容を決めた県感染症対策本部員会議=6日、県庁(田中万紀撮影)
静岡県での蔓延防止等重点措置の対象地域や内容を決めた県感染症対策本部員会議=6日、県庁(田中万紀撮影)

新型コロナウイルス感染急拡大で静岡県内が8日から特別措置法に基づく「蔓延防止等重点措置」適用地域となることを受けて県は6日、具体的な「措置区域」を県東部の20市町と静岡、浜松両市に決定。31日までの期間中、同区域内の飲食店と大規模集客施設などに、営業時間短縮と酒類提供の終日自粛を要請することも決めた。川勝平太知事は記者会見で「デルタ株(インド由来変異株)の感染力が極めて高く、これまでにない最大の危機」と強調。県民全体にも改めて外出自粛など「命を守る行動をお願いする」と訴え、人流と人との接触機会の削減に協力を求めた。

県はこの日の感染症対策本部員会議で措置などを決定。同時に、感染区分を国指標の「ステージ4(爆発的感染拡大)」に、県独自の警戒レベルも最も厳しい「レベル6(特別警戒)」に、それぞれ1段階引き上げた。いずれも初の適用。

法に基づき県は、措置区域内で要請に従わない業者には命令を出し、応じなければ20万円以下の過料など罰則を科すことができる。

伊豆半島南端の賀茂地域では1日の感染者がゼロの町も措置区域に含まれた。川勝知事は「賀茂地域は対応病床が4床しかなく苦渋の決断で加えた」とし、医療体制維持のためだと説明。またステージ4に至っていない指標もある静岡市を加えた点については「感染者の実数が格段に多く、街に出かけて飲み食いするということになるとそれこそ緊急事態宣言になりかねない」と述べ、今後の拡大を防ぐためだとした。

県は措置区域以外を含む全域の県民にも、県境をまたぐ不要不急の往来自粛を改めて要請。また県内であっても不要不急の外出の自粛、「1密」でも回避するなど、デルタ株の感染力の高さを踏まえて、最大限の対策を取るよう求めた。