日本、韓国を破って銅メダル 卓球男子団体

第4試合で水谷隼が勝利。銅メダルが決まり喜ぶ卓球日本男子チーム=6日、東京体育館(松永渉平撮影)
第4試合で水谷隼が勝利。銅メダルが決まり喜ぶ卓球日本男子チーム=6日、東京体育館(松永渉平撮影)

東京五輪の卓球男子団体戦で日本(世界ランク3位)は6日、3位決定戦で韓国(同4位)と対戦。3対1で激戦を制し、銅メダルを獲得した。日本のこの種目でのメダル獲得は前回のリオデジャネイロ五輪の銀メダルに続き、2大会連続。日本チームは準決勝でドイツに競り負けたショックを引きずっていないか懸念されたが、初の五輪を戦ってきた張本智和(18)=木下グループ=が試合前に「気持ちを切り替えて最低でもメダルを取り、最後笑って終われるようにしたい」と話した通りの展開になった。

日本は最初のダブルスを、1回戦のオーストラリア戦、準決勝のドイツ戦と同じく、水谷隼(32)=木下グループ=と丹羽孝希(26)=スヴェンソンホールディングス=組の左利き同士のペアで臨んだ。「左・左」は世界的にも珍しく、一般に不利とされるが、調子が上向いてきたエース格の張本をシングルスで2試合使うための策だった。

第1ゲーム、水谷・丹羽組は、韓国の李尚洙(イ・サンス)(30)と鄭栄植(チョン・ヨンシク)(29)組を序盤から突き放しにかかり、6点リード。中盤以降、韓国ペアに粘られたが、11-9でこのゲームをものにした。

第2ゲームは一進一退のシーソーゲームに。しかし、8-8から韓国が3ポイント連取し、日本は8-11でこのゲームを失った。

勝負のポイントとなった第3ゲームは激闘に。意地と意地がぶつかり合い、最後は丹羽のドライブがエッジボールとなり、15-13で日本が取った。

第4ゲームは勢いに乗った日本が11-5で韓国を圧倒。ゲームカウント3-1で、団体戦の「天王山」とされるダブルスを制した。

韓国との3位決定戦の第1試合に臨む丹羽孝希と水谷隼(右)=6日、東京体育館(桐山弘太撮影)
韓国との3位決定戦の第1試合に臨む丹羽孝希と水谷隼(右)=6日、東京体育館(桐山弘太撮影)

シングルス初戦では、準決勝ドイツ戦でシングルス2勝をあげて倉嶋洋介監督が「エンジンがかかってきた」と期待を込めた張本が、韓国のエース、張禹珍(チャン・ウジン)(25)と対戦。張本は序盤から主導権を握って張を圧倒し、11-7で最初のゲームを取った。

第2ゲームは張本が気負いすぎてミスを重ね、8-11で失った。

第3ゲームは序盤から張がリードを保つが、張本はミスを恐れず腕を振り抜いてフォアの強打を連発。8-8と同点に追いつき、最後は12-10で押し切った。

第4ゲームは張本がエンジン全開。強打をびしびし決めて雄叫びが終始会場に響き渡り、11-7でゲームをとった。ゲームカウント3-1で日本に勢いをもたらす貴重な勝利をもぎとった。

3位決定戦の第2試合で得点を奪ってガッツポーズする張本智和=6日、東京体育館(松永渉平撮影)
3位決定戦の第2試合で得点を奪ってガッツポーズする張本智和=6日、東京体育館(松永渉平撮影)

シングルス2試合目は、丹羽が鄭と対戦。第1ゲームは丹羽に硬さが目立ち、不運なポイントもあり3-11で落とした。

第2ゲームは一転してシーソーゲームとなったが、終盤突き放されて丹羽は8-11で連取を許した。

第3ゲームも丹羽は粘れずに7-11で失い、0-3のストレートで敗北した。

日本の2勝1敗で迎えたシングル3試合目は、今大会限りでの代表引退を宣言している水谷が張と対戦。第一ゲームは水谷が追う展開となったが、9-9の同点に追いつくと、デュースの末に14-12で水谷が取った。

第2ゲームは水谷のサーブが冴えて序盤からリード。水谷は一度も逆転を許さずに11-9でこのゲームも連取した。

第3ゲームは勢いに乗る水谷が終始主導権を握り圧倒。11-8で制し、ストレート勝ちした。

日本が3勝1敗で3位決定戦をものにした。

第4試合で韓国との3位決定戦を制し、水谷隼(右)に抱きつく張本智和=6日、東京体育館(桐山弘太撮影)
第4試合で韓国との3位決定戦を制し、水谷隼(右)に抱きつく張本智和=6日、東京体育館(桐山弘太撮影)
韓国との3位決定戦の第4試合に勝利した水谷隼(左)。後方は張本智和と丹羽孝希=6日、東京体育館(桐山弘太撮影)
韓国との3位決定戦の第4試合に勝利した水谷隼(左)。後方は張本智和と丹羽孝希=6日、東京体育館(桐山弘太撮影)

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