三重県知事、衆院選出馬で辞任を表明

知事辞任と衆院選三重4区での出馬を表明した鈴木英敬氏=三重県庁
知事辞任と衆院選三重4区での出馬を表明した鈴木英敬氏=三重県庁

三重県の鈴木英敬知事(46)は5日、次期衆院選で三重4区から出馬するため、9月12日付で辞任すると表明した。県内の政界関係者は知事選や衆院選への対応に動きだした。

鈴木氏は新型コロナウイルス対策のため、後任の知事が決まるまで職にとどまるとした。辞職に伴う知事選は9月に実施される見通し。

鈴木氏は東大経済学部卒業後、経済産業省に入省。平成21年の衆院選で三重2区から出馬して落選した。23年の同県知事選で初当選し現在3期目。任期を約1年7カ月残しての辞任となる。

これを受け、共産党県委員会は元県議の岡野恵美氏(69)を知事選で擁立すると表明。また、元国土交通省官僚の一見勝之氏(58)が6日にも出馬表明する見通しになった。一見氏は自民、立憲民主の相乗りの可能性がある。

衆院三重4区は現職の三ツ矢憲生議員(70)が引退を表明し、鈴木氏は自民公認で出馬の予定。同区には立憲民主の元三重テレビアナウンサー、坊農秀治氏(49)と、共産の元津市議、中川民英氏(53)が立候補を予定している。

県知事で衆院選転戦のため辞任したのは昭和47年11月に辞任した故・田中覚知事以来、2人目で約50年ぶり。