自動車大手、7社そろって増収 3年4~6月期 コロナ禍から回復

自動車大手7社の令和3年4~6月期連結決算が5日、出そろった。新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ販売が回復し、7社がそろって増収。トヨタ自動車とスズキは大幅増益となり、前年同期に赤字だった5社は黒字転換した。

4年3月期の連結業績予想は、ホンダ、日産自動車、三菱自動車が従来予想を上方修正。一方、世界的な半導体不足やコロナ感染再拡大、原材料価格の高騰などを踏まえ、トヨタなど3社が従来予想を据え置いた。

主力市場インドでのコロナ感染再拡大などを理由に「未定」としていたスズキは5日、売上高が前期比7・0%増の3兆4千億円、最終利益は2・4%増の1500億円になるとの見通しを発表した。

3年4~6月期は、トヨタが景気回復がいち早く進む米国や中国などの需要を取り込み、スポーツ用多目的車(SUV)やハイブリッド車(HV)などの新型車を続々と投入。傘下のダイハツ工業と日野自動車を含む世界販売は前年同期比49・3%増の275万9千台で、コロナ禍前を上回った。マツダもSUVが好調な米国事業が牽引(けんいん)し、世界販売は44・6%増の35万3千台と、コロナ禍前と同水準にまで回復した。

ただ足元では世界的な半導体不足が続き、ホンダは通期の四輪の世界販売見通しを従来の500万台から485万台に引き下げた。倉石誠司副社長は「アジアで余った半導体を中国や日本に振り替えるなど、グローバルでの生産調整を実施する」と語った。

SUBARU(スバル)は「影響は少なくとも上期いっぱいは続く」(水間克之最高財務責任者)とみて、通期の世界販売台数の見通しを100万台から96万台に引き下げた。

東南アジアでのコロナ感染再拡大で、部品供給の停滞でトヨタやホンダの国内外の工場が一時停止に追い込まれたり、三菱自動車は国によっては半数以上の販売店が閉鎖されたりするなどの影響が出ている。

三菱自は東南アジアが主力市場であるだけに、池谷光司副社長は「事業環境は引き続き不安定だ」と懸念を示した。

SUBARU(スバル)は「影響は少なくとも上期いっぱいは続く」(水間克之最高財務責任者)とみて、通期の世界販売台数の見通しを100万台から96万台に引き下げた。

東南アジアでのコロナ感染再拡大で、部品供給の停滞でトヨタやホンダの国内外の工場が一時停止に追い込まれたり、三菱自動車は国によっては半数以上の販売店が閉鎖されたりするなどの影響が出ている。

三菱自は東南アジアが主力市場であるだけに、池谷光司副社長は「事業環境は引き続き不安定だ」と懸念を示した。