小1妹蹴り死なせた容疑で17歳少年逮捕

小学1年生の妹が転落したとみられていたジャングルジム=1日午後、大津市
小学1年生の妹が転落したとみられていたジャングルジム=1日午後、大津市

小学1年の妹(6)の腹や背中を蹴るなどして死亡させたとして、滋賀県警捜査1課などは4日、傷害致死容疑で、大津市の無職の少年(17)を逮捕した。妹は同市内の公園のジャングルジムから転落死した可能性が高いとみられていた。県警は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。

逮捕容疑は7月下旬ごろから8月1日ごろまでの間、大津市園山の自宅で、妹の腹や背中を蹴るなどの暴行を複数回加え、外傷性ショックにより死亡させたとしている。

同課によると、少年は1日午前9時40分ごろ、同市北大路の児童公園で、ジャングルジムから妹が転落するのを目撃したとして近隣住民に119番を依頼。実際に妹は児童公園に倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。病院から通報を受け、県警が捜査していた。県警は少年が依頼した通報内容は虚偽とみており、実際に妹がジャングルジムから転落したかどうかも含め、動機や経緯を詳しく調べている。

少年は妹と母親の3人暮らし。7月21日未明には、少年が妹を連れてコンビニエンスストアにいることを不審に思った従業員が110番をしていたことが判明。県警は同日、児童相談所に通告していた。

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