4日の東京五輪スケートボード女子パークで、12歳の開(ひらき)心那(ここな)(WHYDAH GROUP)が59・04点で銀メダルを獲得した。
手にしたメダルは、これまでで一番重かったという。女子パークで銀メダルを獲得した開は「自分の滑りができればいいな、って思っていた。すごいうれしい」と、満面の笑みで振り返った。
気温30度を超える暑さの中で試合を楽しんでいた。安定した滑りで1本目に58・05点をマークした。難易度を上げた2本目はほぼ完璧に滑り切った。コースのふちをボードの先端で滑る「ノーズグラインド」という得意技も決め59・04点に伸ばした。滑り終わると、両手を挙げて喜んだ。
北海道出身。5歳で競技を始めた。2019年日本選手権で優勝し、頭角を現した。日本人史上最年少でのメダル獲得にも「年齢とか気にしてないです」とあっさりしていた。夢は「世界一かっこいいスケーター」。五輪で表彰台に上がり「ちょっとは近づけたかな」とはにかんだ。(久保まりな)