1500メートル3分台の快記録 田中希実、日本新で決勝進出

女子1500メートル準決勝で、3分59秒19の日本新で決勝進出を決め、スタンドに手を振る田中希実=国立競技場
女子1500メートル準決勝で、3分59秒19の日本新で決勝進出を決め、スタンドに手を振る田中希実=国立競技場

陸上女子1500メートル準決勝で田中希実(のぞみ)=豊田自動織機TC=が3分59秒19の日本新記録をマーク、準決勝1組5着に入り、6日の決勝へ進んだ。

21歳の充実ぶりが際立った。女子1500メートル準決勝。初出場の田中は3分59秒19の日本記録を樹立し、自動的に決勝に進める5着に食い込んだ。

これで今大会は5000メートル予選、1500メートル予選に続いて、自己記録を更新した。「大きい舞台は気持ちがあがる。いつもより物事を前向きに捉えられる。今日も自己記録が出そうな感覚があった」と、狙い通りの走りをやってのけた。

スタート直後から積極的に前へ。「予選で、自分以外の組は2周目に休んでいる傾向があった。休ませない方が決勝に残れる」とみて、そのまま先頭に立って集団を引っ張った。ラスト1周に入る時点で5番手に下がっていたが、追われる恐怖を振り切り、順位を落とさずフィニッシュラインを駆け抜けた。

7月30日に5000メートルを走って体がスピードを維持することになじんできたという。その感覚を大事に練習をこなし、この日の快記録につなげた。

決勝は6日。「うれしい気持ちが強すぎて、(決勝を)走るのが信じられない。五輪の空気に助けられているかな。今のような気持ちに次、いつ巡り合うか分からないので大切にやっていきたい」と前を見据えた。(宝田将志)

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