札幌でも東京五輪の準備着々 五輪マラソン・競歩競技開催

東京五輪のマラソン・競歩競技が行われる札幌大通公園周辺。歩道には競技当日までに設置されるバリケードが用意されている=4日午後2時ごろ、札幌市中央区(坂本隆浩撮影)
東京五輪のマラソン・競歩競技が行われる札幌大通公園周辺。歩道には競技当日までに設置されるバリケードが用意されている=4日午後2時ごろ、札幌市中央区(坂本隆浩撮影)

終盤を迎えた東京五輪はあす5日から4日間、札幌市内を舞台に競歩やマラソン競技5種目が行われる。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、大会組織委員会らが沿道での感染自粛を強く求めており、競技当日はコース沿道に約2000人規模のボランティアを配置して立ち止まり観戦をしないよう呼びかける。競技の発着地点となる札幌市中央区の大通公園にはフィニッシュアーチが設置され、出場チーム関係者がコース上を下見をしたり、五輪の雰囲気を少しでも感じようと市民や観光客らがアーチと一緒に記念撮影をしたりする光景が広がっている。

東京五輪の競歩競技は5日午後4時半から男子20キロ、6日午前5時半から男子50キロ、午後4時半から女子20キロが行われる。競歩は市内中心部の札幌駅前通りを会場に、男女の各20キロは1キロの周回コース、男子50キロは2キロの周回コースを歩く。

また、マラソンは札幌大通公園をスタート・フィニッシュとして、ハーフマラソンの長さに匹敵する大きいループ1周と、約20キロの小さなループ2周する構成。女子は7日午前7時、男子は大会最終日の8日午前7時にそれぞれスタートする。

競技は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、大会組織委員会や開催地である北海道、札幌市などが沿道観戦を自粛し、自宅でテレビ観戦をするよう強く呼びかけ。人の密集が予想されるスタート・フィニッシュ地点などは立ち入り禁止エリアとし、市内中心部に設ける重点対策エリアには、金属バリケードを設けて歩道の間に空間をつくって道路幅を狭め、観衆誘導員を配置して立ち止まり防止と観戦自粛をうながす。

競技本番を前に、会場周辺では五輪の雰囲気を味わおうと多くの市民らが足を運び、大通公園の3丁目と4丁目の間の車道上に設置されたフィニッシュアーチなどを撮影する光景が広がっている。市内中央区の自宅から姉妹で会場周辺を訪れていた50代の主婦は「せっかくの五輪なので会場がどんな様子かを知りたくて見に来た。競技当日は自宅でゆっくりテレビ観戦したい」と笑顔で話し、スマートフォンで記念撮影。仕事の合間に会場を通りかかったという40代の男性会社員は「暑い日が続いているので大変そう。どうか無事に競技を終えてほしい」と出場選手らをおもんぱかった。

競歩競技前日の4日には、午前中から各国のチーム関係者らがコース上を下見する光景も広がり、通勤途中の会社員らがその様子を見つめていた。