米、中国豪雨取材の外国記者への嫌がらせに「深い懸念」

米国務省のプライス報道官は、中国河南省の豪雨を取材した米国などの外国人記者が地元住民らから嫌がらせや脅迫を受けた問題について、7月29日の声明で「深刻に懸念している」と表明した。

プライス氏は、中国政府が「中国の政策に批判的な報道に対し、国営メディアを通じて非難を展開し、世論の反感をあおって記者への殺害脅迫などを助長している」と批判した。

その上で、来年の北京冬季五輪の開催にあたり「外国の報道関係者や世界の人々を喜んで受け入れ、責任ある国家として行動するよう求める」と訴えた。(ワシントン 黒瀬悦成)

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