山梨県のキャンプ場で、小学1年だった令和元年9月に行方不明になった千葉県成田市の小倉美咲さん(9)の母とも子さん(38)が、個人のブログ記事で中傷されたとして、プロバイダー事業者のオプテージ(大阪市)に投稿者情報の開示を求めた訴訟の判決で、大阪地裁(鈴木基之裁判官)が開示を認めたことが3日分かった。
判決は2日付。とも子さん側は今後、投稿者に損害賠償請求訴訟を起こす見通し。
判決によると、ブログは昨年9月、とも子さんや親族が行方不明に関与したとする記事を公開した。鈴木裁判官は「社会的評価を著しく低下させ、名誉権を侵害する」と認定。損害賠償を請求するために投稿者情報の開示の必要があるとした。オプテージの担当者は「司法の判断に従って対応する」とした。
とも子さん側の弁護士によると、判決は初めて。