衆院選大分3選挙区 立憲・枝野氏は総取り狙う 自民に不安要素も

枝野幸男代表も駆け付けた立憲民主党の大分県連総決起集会=7月11日、大分市金池南
枝野幸男代表も駆け付けた立憲民主党の大分県連総決起集会=7月11日、大分市金池南

秋までに行われる次期衆院選で、大分県の3選挙区が注目されている。自民は平成29年の前回衆院選で3選挙区ともに勝利した一方で、直近2回の参院大分選挙区(改選1)で連敗中と決して盤石とはいえない。立憲民主党など野党は候補者一本化で自民現職に勝利した令和元年参院選の再現を狙っている。

■重点地域

「先生がお元気なうちにもう一回、リベラルな政治を作ります」

7月11日、社民党初代党首で元首相、村山富市氏の大分市内にある自宅を訪ねた立憲民主党の枝野幸男代表は、こう力を込めた。

大分県では昨年以降、社民党所属だった国会議員や地方議員らが相次ぎ立民に合流し、両党の一体化が進んでいる。一方、全国的には合流に反発する社民党関係者も少なくない。大分は社民党の金城湯池で、官公労に支えられ、勢力は根強い。2区が地盤で、社民から立民に移籍した吉川元(はじめ)衆院議員はもちろん、旧社会党でキャリアをスタートさせた立民の横光克彦衆院議員(3区)の支持者には社民系が多い。

1区では「正直な所、これまで官公労にしっかり活動してもらっている感触はない」(民間労組関係者)と不協和音もあるが、今回の合流劇で、全県挙げた非自民勢力の結集を目指す。

「大分県は3つの小選挙区を取れる重点地域だと思っている」

同日、大分市内で開かれた立民県連総決起集会後、枝野氏は報道陣にこう強調した。村山氏を訪ね両党間のしこりのなさを演出し、大分を象徴として、全国的な融和を図る狙いが透けて見える。

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