茂木敏充外相は3日の記者会見で、韓国が東京五輪の選手村の食事に福島県産食材が使われることを懸念して独自の給食センターを設けたことに関し、東日本大震災の被災地の食品は安全だとする日本の立場を韓国側に伝えたことを明らかにした。「(五輪で)復興した東北・福島の姿を見てもらい、被災地の農林水産品が安全だと世界にアピールする機会にしたい。韓国側にも政府の立場を伝えている」と述べた。
また、茂木氏は、新型コロナウイルスの感染が急拡大するタイに酸素濃縮器775台、ラオスに酸素濃縮器100台などをそれぞれ供与すると発表した。ラオスにはワクチン約60万回分も国際的な枠組み「コバックス」を通じて送る。