王者ブラジルに屈す 石川「力の差」 男子バレー

ブラジルに敗れ、肩を落とす西田(手前右)=有明アリーナ
ブラジルに敗れ、肩を落とす西田(手前右)=有明アリーナ

バレーボール男子の準々決勝で日本は世界ランキング1位で、前回の大会王者のブラジルに0―3で敗れた。世界ランキングが10下の日本は、強豪ブラジル相手に最後まで必死に食らいついたが、主将の石川は「悔しい気持ちしかない。力の差で負けた」と唇をかんだ。

歯が立たなかったわけではない。第1セットを落として迎えた第2セットは、石川や西田の強打で点を積み重ね、序盤からリードした。最大4点差をつけたが、中盤に石川のバックアタックがアウトになるなどして流れを失った。6連続失点し、逆転された。第3セットは相手の強烈なスパイクや高さのあるブロックに苦しめられた。

かつてお家芸といわれた男子バレー。1964年の東京大会は銅メダル、68年メキシコ大会は銀メダル、72年ミュンヘン大会では金メダルに輝いた。一方、それ以降は外国勢が力を付け、男子は出場すらできない時代もあった。

長く低迷していた中で、29年ぶりに五輪の準々決勝のコートに立った意義は大きい。チームには19歳の高橋や21歳の西田ら若手が多い。中垣内監督は「次もその次も五輪を狙える選手が出てきている。本当に強い男子バレーの復活を目指してもらいたい」と期待を込めた。

(久保まりな)