サッカー男子の日本は強敵スペインの猛攻を浴びながら、0―0でよく耐えた。しかし、死力を尽くした延長後半に痛恨の失点。初の決勝進出と、1968年メキシコ五輪の「銅」を超える銀メダル以上を狙った大一番。「自信と誇りを持って臨んでほしい」と森保監督が送り出した選手たちの奮闘は実らなかった。
相手はほとんどパスミスがなく押し込まれたが、日本もほぼ守りのミスはなかった。前半、GK谷が1対1の窮地を好守で救う。吉田や板倉は体を投げ出してシュートをはじいた。互いに譲らず、迎えた延長。日本は途中出場の前田らが速攻を狙ったが、最後にスローインから一瞬の隙を突かれた。メダルへ結束した「最強世代」は、3位決定戦に全てを懸ける。
久保建英の話 「何もないですね。まあ、次ですね。(スペインは)うまかったし、強かったし、しっかりプランを練って挑んだつもりだったけど、あと一歩及ばなかった」