昨日はテレビにくぎ付けだった。TOKYO五輪のゴルフ男子の最終日。優勝は最後までもつれたが、それより銅メダルを決める7人のプレーオフに手に汗を握った。3位争いなんてオリンピックでしかありえない。国を背負ったトッププロたちの真剣勝負は、トーナメントとは違った緊迫感があった。
日本の松山英樹選手は残念ながらメダルを逃した。勝負どころで惜しいパットを外し、日本中でため息が漏れたことだろう。五輪前に新型コロナウイルスの陽性が判明して全英オープンを欠場したが、ブランクを感じさせなかった健闘に拍手を送りたい。
舞台も同じ埼玉県川越市の霞ケ関CCで、1957年10月、「ゴルフのオリンピック」と呼ばれたカナダ・カップ(現在のワールドカップ)が開催された。30カ国が参加して、各国2人の代表で争う団体の国別対抗戦と個人戦が行われ、日本からは中村寅吉、小野光一両選手が出場した。