東京五輪の陸上女子砲丸投げで銀メダルを獲得したレーベン・ソーンダーズ(米国)が1日の表彰式で「抑圧された人々」への連帯を示す抗議行動を行ったことが2日、分かった。AP通信によると、頭上で両手を交差させて「X」の形になるポーズをつくった。表彰式では今大会初の抗議行動とみられる。五輪憲章は表彰式での表現が処分対象になると明記している。
黒人の同選手は同性愛や鬱病を公表。国際オリンピック委員会(IOC)は2日の記者会見で「米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)や世界陸連と接触している。この問題について調査しており(全容を)理解してから決定を下す」と述べ、処分対象になるかは明言を避けた。USOPCは抗議行動に出た選手を罰しないとの立場を五輪前に示した。
1968年メキシコ五輪では陸上男子選手が黒人差別に抗議して表彰台で黒い手袋をはめた拳を突き上げ、大会から追放された。