たばこと健康

20歳の記念?気になる喫煙経験率の急上昇

筆者の勤務する高崎健康福祉大学(群馬県高崎市)では、平成18(2006)年から隣接路上を含むキャンパス内が全面禁煙となった。施策の一環として、その前年から毎年4月に学生対象の禁煙アンケートを実施している。調査項目に本人の喫煙状況があり、以下の4つの選択肢から、ひとつを回答する。

① 今までたばこは吸ったことがない。

② 今まで1本以上たばこを吸ったが、6カ月以上吸い続けたことはない。

③ 6カ月以上たばこを吸ったことがあるが、過去1カ月間は吸っていない。

④ 過去1カ月間に毎日あるいは時々たばこを吸っている。

①の回答者を未喫煙者、②と③の回答者を喫煙経験者、④の回答者を喫煙者という。

グラフは平成17年から4年ごとの全国の20代男女の喫煙率(出典は厚生労働省国民健康・栄養調査)と、本学学生の18歳および21歳の喫煙者割合(喫煙率)をまとめたものである。

全国の20代男性の喫煙率は、17年から29年の12年間に、ほぼ半減し、全国の女性も同期間で3分の1に減少した。本学の21歳男性喫煙率は、17年から今年までの16年間に大きく減少した。一方、本学の21歳女性は4年前まで減少を示したが、今年になって2・1%と、4年前の0・9%より増加したことが気にかかる。

未成年の18歳喫煙率は、17年に男性が16・4%、女性で3・6%あったが、25年以降は男女とも0%が継続している。大局的には20歳代あるいは未成年者の喫煙率は、減少傾向にあるといえそうである。

ところが、現在は喫煙していない喫煙経験者の割合(喫煙経験率)の推移を調べたところ、驚くべき結果が出た。