メダル逃した松山英樹、パリ五輪は「あまり乗り気じゃない」

18番、バーディーパットを外した松山英樹=霞ケ関CC(撮影・松永渉平)
18番、バーディーパットを外した松山英樹=霞ケ関CC(撮影・松永渉平)

ゴルフ男子の最終ラウンド。銅メダルを懸けた前代未聞の7人によるプレーオフに突入した松山英樹は、1ホール目で脱落し4位となった。第2打がグリーン左奥バンカー手前のラフに入り、パーを逃して次のホールに進めなかった。「悔しいですね。詰めがうまくいかないとこういう結果になると改めて分かった」と唇をかんだ。

7月上旬に新型コロナウイルスに感染し、実戦は約1カ月ぶり。1打差2位の好位置で最終日を迎えたが、体力面だけでなく、パットにも不安を抱えていた。「ショットで取るしかないと、ラウンド前から分かっていた」。スコアを1つ伸ばして迎えた後半、11、12番の連続バーディーで「いけるかなと思った」が、後が続かない。13番で2メートル強、15番では1メートル強のパーパットを外し、17番では2・5メートルのバーディーパットを沈められずにメダル確保の決定機を逃した。

初出場の五輪で国民の関心の高さを実感した。「帰っても(テレビで関連番組を)ずっとやっていますよね」。五輪しか大舞台のない他競技を念頭に「(年に何度も)メジャーがあるゴルフは恵まれているのかな」とも。次回パリ五輪への意欲を聞かれると「あまり乗り気じゃない。(星野)陸也に頑張ってもらいましょう」とはぐらかした。

万全にはほど遠いコンディションながら、最終日まで優勝争いに絡み、地元開催の五輪を大いに盛り上げた。日本チームの丸山茂樹ヘッドコーチは「結果は残念だったが、素晴らしいものをみせてもらった」とねぎらった。(奥村信哉)