【話の肖像画】デザイナー、コシノジュンコさん(81)(30)人生が変わる一着を(1/2ページ) - 産経ニュース

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話の肖像画

デザイナー、コシノジュンコさん(81)(30)人生が変わる一着を

(松井英幸撮影)
(松井英幸撮影)

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《ファストファッションの台頭が象徴するように、今を生きる人のファッションはどこか画一的だという声もある。若い世代では「量産型」と揶揄(やゆ)されることも》


コロナ禍によって、自宅の中での服や、リラックスできるファッションに注目が集まっている。安価でもトレンドを押さえたファストファッションは、今の時代とうまく合っていると思う。流行と価格のバランスを考えると、これらが主流になるのは当たり前です。

ただ、これらの服はファッションという側面よりも、「生活必需品」としての意味合いの方が強いかもしれません。服は、毎日着なくてはいけない必要な物。気軽に購入できることはもちろん重要です。

昨年、若者との接点を作ろうと、若手が中心となり、Z世代(1990年代後半~2000年代前半に生まれた世代)向けのストリートブランド「スーパージュンコ」を発足しました。

ファッションにもさまざまな変遷があるもの。新しい時代の若い世代に、私自身のユニークさを感じてもらおうと考えた。若い子でも気楽に買える値段で。〝気楽なもの〟も必要かなと思いました。

また、オートクチュール(高級注文服)でないものを求めておられるお客さまにも、商品やブランドの世界観を見てもらうために、ECサイトも立ち上げました。

流通の仕方も多様になり、その時代に合った動きを取り入れるということも重要です。


《そうしたなかでの自身の役割と、モードをまとう意味とはなにか》