韓国前検事総長が野党入党 「反文在寅」候補選びが本格化

韓国の尹錫悦前検事総長(共同)
韓国の尹錫悦前検事総長(共同)

【ソウル=桜井紀雄】来年3月の韓国大統領選への出馬を6月末に表明した尹錫悦(ユン・ソンヨル)前検事総長が30日、保守系最大野党「国民の力」に入党した。尹氏は文在寅(ムン・ジェイン)政権を批判し、政権交代の実現を目指しており、今回の入党で「反文在寅」陣営の候補選びが本格化する。

尹氏は文政権と対立して3月に検事総長を辞任。「反文」の象徴として保守層の支持を集め、大統領選候補の支持率調査で、革新系与党「共に民主党」候補の1人、李在明(イ・ジェミョン)・京畿道(キョンギド)知事と首位を争っている。

同じく文政権と対立して辞職した崔在亨(チェ・ジェヒョン)・前監査院長も今月、国民の力に入党し、近く出馬を宣言する見込み。同党では、他にも複数の人物が出馬を表明しており、9月からの党内予備選を経て11月に公認候補を選出する見通しだ。

尹氏は30日、「最大野党の国民の力を軸に政権交代を成し遂げるほかない」と入党理由を説明。「正々堂々と予備選から始めてこそ、党が国民からより支持されると考え、きょう入党を決心した」と述べた。

国民の力は6月に30代の代表を選出し、支持層を広げた。今回の入党が尹氏と同党の支持率にどう影響するかが注目される。

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