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きっかけの種

大切な人とオンライン 新しい旅のスタイルに

コミュニティ「きっかけ」で集まった声からニュースを発掘します。
コミュニティ「きっかけ」で集まった声からニュースを発掘します。

新型コロナウイルスの影響下で迎えた2度目の夏。観光業界に厳しい影響が出る一方で、長引く自粛要請の反動から旅行への思いを募らせる人も多い。

コミュニティ「きっかけ」でも、海外や国内への旅を待ち望む声が多く上がっている。

「きっかけ」で6月下旬から、「これから半年のうちにやりたいこと」「会いたい人」をテーマに投稿を募ったところ、延べ約1100件が集まった。やりたいことでは「旅行」が目立ち、会いたい人に海外や遠方で暮らす家族や友人を挙げる声が多かった。

「なによりも海外旅行に行きたい」「海外でスキー、海外でメジャー観戦、海外で…」と海外旅行への思いを訴える投稿が相次いだ。温泉や海など国内での旅行を望む人もいて、友人との交流や家族とのレジャー再開を待ちわびる声も多かった。コロナ収束の見通しが厳しい現状に「無理かな」と恨み節も出た。

「来年春ごろから段階的に海外旅行も可能になるとは思うが、コロナの影響で供給量が減り、単価が上がる可能性は高い」と分析するのは、旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)の八幡正昭オンラインエクスペリエンス本部長。「リアルな旅は今後、プラチナ化する。旅を充実させるためにも再開を待つ今こそ、オンラインツアーで世界を〝下見〟してほしい」とする。

同社ではオンラインツアーを「旅の代替ではなく、新たな旅のスタイル」と位置付ける。昨年4月以来4500本以上催し、10万人以上が参加。平均年齢80歳のツアーも登場するなど幅広い世代に支持されている。

ツアーは平均60分。無料のものから4万円まで価格帯も広い。世界各地の絶景をライブ中継で巡る「世界一周旅行」や、モンゴルの一般家庭を訪ねるツアーなど、オンラインならではの企画が人気だ。ガイドの手持ちカメラを遠隔操作して写真が撮れたり、買い物を楽しめたりと、実際の旅に近い体験を味わえるツアーもある。語学や世界の民族料理、環境保護について学べる教育系ツアーも、需要が高まっている。

モンゴルの遊牧民族の家庭への訪問が体験できるツアーの一場面(HIS提供)
モンゴルの遊牧民族の家庭への訪問が体験できるツアーの一場面(HIS提供)

八幡さんは「オンラインツアーの普及は商機。健康面、経済面、日程面など、さまざまな事情で旅行できなかった人へも世界を知る機会が提供できるようになった」と手応えを感じている。離れて暮らす高齢の家族や友人らと参加する人も多く、「絆をつなぐ手段としても利用されている」と感じている。介護施設入所者らにレクリエーションとして提供する試みも始まったという。

「オンラインツアーで世界を知る人が増えれば、世の中を変える大きな力になるかもしれない」と期待している。

「きっかけ」とは

産経新聞社が運営するコミュニティ。現在約2万人の参加者が、コミュニケーションを交わしており、「参加者の会話が社会性のあるニュースになるメディア」をコンセプトに運営を行っている。登録、参加は無料 https://www.beach.jp/community/KIKKAKE/index