千葉・野田のコウノトリの名はミズキとリンに

間もなく大空に飛び立つ「ミズキ」(右)と「リン」=19日(千葉県野田市提供)
間もなく大空に飛び立つ「ミズキ」(右)と「リン」=19日(千葉県野田市提供)

千葉県野田市三ツ堀のコウノトリ飼育施設「こうのとりの里」で、5月に誕生した幼鳥2羽が8月11日に放鳥される。これに先立ち、2羽の名前が市内小学生の投票で、雄が「ミズキ」、雌が「リン」と決まった。

特別天然記念物に指定されているコウノトリの野生復帰を目指した野田市の放鳥は7年目。今年は兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)から移された有精卵を野田のコウノトリペアが温め、5月7日に雄雌2羽が誕生した。

当初、放鳥は7月28日の予定だったが、こうのとりの里周辺の水田の稲が生長して穂がたれ、幼鳥にはエサの小動物を取りにくいため、放鳥を延期していた。

6月の名称募集には全国から375件の応募があった。コウノトリと共生する地域づくり推進協議会が雄雌それぞれ5点を選び、小学生が投票。雄のミズキは7143票中2352票、雌のリンは7139票中2111票だった。

放鳥は11日午前11時に飼育ゲージの天井を開け、自由な飛び立ちを待つ手法で行われる。新型コロナウイルス感染防止対策のため、放鳥は公開されない。

現在、野田から放鳥されて全国の空を飛んでいるコウノトリは8羽。このうち4羽は、取り付けられた小型GPS(衛星利用測位システム)発信機で居場所が分かる。ミズキとリンにも発信機がつけられる。市によると、GPSのない4羽も目撃情報からおおよその場所が把握でき、それらを総合すると7月初め現在、宮城県の雄1羽を除いた7羽が、関東地域にいるという。(江田隆一)