東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソンは29日、メインプレスセンター(MPC)で記者会見し、23日に行われた開会式に出演予定だった俳優の竹中直人さんが過去の演出を理由に直前に辞退していたことを明らかにした。
高谷氏は会見で、「開会式の直前にご自身が過去に演出に関わった作品の中で不適切な表現があったということを熟慮されて辞退したいという申し入れがあった」と説明した。
組織委側の対応については「申し入れを受け入れて、最終的に竹中さんは出演しないことになった」と述べた。
開会式をめぐっては楽曲制作担当だった小山田圭吾氏や、演出統括担当の小林賢太郎氏が過去の不祥事や演出で相次ぎ辞任、解任される事態となっていた。