現在システムメンテナンス中です

会員記事の閲覧など一部サービスがご利用できません。
ご迷惑をおかけしますがご理解のほどよろしくお願いいたします。

2月27日(日)午前5時頃まで

サービス再開時間が前後する場合があります。

→詳細へ

オリンピズムの危機と未来

金メダリストの「才能」とは ノンフィクション作家・城島充

卓球混合ダブルス決勝で中国を破り、金メダルを決めた水谷隼=26日、東京体育館(松永渉平撮影)
卓球混合ダブルス決勝で中国を破り、金メダルを決めた水谷隼=26日、東京体育館(松永渉平撮影)

12歳年下のパートナーの首に金メダルをかける水谷隼(じゅん)のはにかんだような笑顔をテレビ画面越しに見つめながら、手元にある古い写真に何度か視線を落とした。

初めて彼にインタビューしたとき、誌面に掲載された写真である。後にすべての色のメダルを手にするオリンピアンはまだ16歳で、全日本選手権を終えて留学先のドイツに帰国する直前だった。写真に添えた筆者の原稿は「みんな、足りないのは経験だって言うんですけど、僕はもう11年も卓球をやってきてるんです」という彼の言葉で終わっている。

買い集めた漫画本を大きなスポーツバッグにつめこみ、成田空港近くの理髪店で毛先を染めてきた少年が表彰台の真ん中に立つまでの約15年間、筆者は折にふれて彼をインタビューしてきた。アスリートに限定すれば、もっとも多くの言葉を聞き取った取材対象かもしれない。

ランキング

  1. 更新困難な最年少名人 藤井、1度きりのチャンスで達成 谷川十七世名人「圧倒的な第一人者」有料プラン記事

  2. JR西日本、2日に大阪環状線など京阪神エリア約30路線で運転見合せの可能性

  3. 台風2号の接近でJR西日本 計画運休の可能性

  4. 20年で「部員半減」の衝撃 高校ラグビー王国・大阪の再興戦略

  5. 奈良・田原本町長、山下知事に苦言「思い付きではない」

  6. 梅雨前線の影響でJR東海、在来線で計画運休の可能性

  7. 藤井、史上最年少で名人と7冠に 将棋名人戦で渡辺名人破り全8冠制覇に王手

  8. JR西日本、大雨予報に伴い特急「スーパーはくと」「ひだ」の運行取りやめを発表

  9. 近鉄八尾駅前で解体中のビル崩れる けが人なし

  10. 家計支援狙い…割増率は最大40% 大阪・松原市がプレミアム商品券発行へ