不自由展会場側が被害届 ナイフや爆竹、大阪府警捜査

「表現の不自由展かんさい」が行われたエル・おおさかの前でプラカードを掲げる人ら=7月16日、大阪市中央区
「表現の不自由展かんさい」が行われたエル・おおさかの前でプラカードを掲げる人ら=7月16日、大阪市中央区

「表現の不自由展かんさい」が今月開かれた大阪府立労働センター「エル・おおさか」(大阪市)側は29日、会場宛てにナイフのようなものや爆竹などを郵送されたとして、大阪府警に被害届を出したと明らかにした。提出は27日。府警は威力業務妨害や脅迫の疑いを視野に捜査している。

展示は16~18日に開かれたが、開催の是非や展示内容をめぐり、抗議と支持で対立が激化した。13日以降、センターには開催中止を求める脅迫文や「サリン」と書かれた文書と液体入りの袋、ペーパーナイフのようなものが届き、爆竹の入った会場宛ての不審物も郵便局に届いた。いずれもけが人はなかった。

センターの指定管理者の主要組織である大阪労働協会の担当者は「職員が避難するなど業務が妨害された。卑劣な行為で、捜査に全面的に協力する」と話した。