立憲民主党の枝野幸男代表は29日の記者会見で、議員辞職した本多平直前衆院議員が性交同意年齢をめぐり「50代が14歳と恋愛し同意があった場合に罰せられるのはおかしい」と党内議論で発言した問題を受け、所属議員や職員に占める女性の比率を2030(令和12)年に30%以上に引き上げる目標を打ち出した。
枝野氏は、一連の問題の背景に「議論や意思決定の場に女性が少ないという実態」があると説明。「党内でジェンダー(社会的な性差)平等を実現していく積極的な姿勢が足りなかったことを反省しなければならない」と述べ、「2030年に30%以上」を掲げた。
このほか、ジェンダー差別の認識を共有する研修を地方組織も含めて実施するなど、計4つの改善策を発表した。