TOKYO取材ノート

史上最大の厳戒態勢 警察官にもエールを

厳重な警備体制を敷く警察
厳重な警備体制を敷く警察

「安全安心の大会を実現する」。菅義偉(すがよしひで)首相が繰り返し述べたその言葉は決して新型コロナウイルス対策だけに向けられているのではない。テロや群衆雪崩などを防ごうと、五輪期間中は大規模な警備体制が敷かれ、都内では全国各地から集まった警察官らが日夜、目を光らせている。

連日の熱戦とメダルラッシュに湧くなか、無観客開催にもかかわらず、競技場周辺には五輪の熱気を感じ取ろうと、多くの人が集まることがある。

モニュメントなどがあれば、カメラやスマートフォンを手に記念撮影に訪れる人は絶えない。

「車道で写真を撮らないで」。横断歩道上で立ち止まり写真を撮る人がいれば、警備する警察官が注意を呼びかける。

通行人からは「この先行けないんですか」「連れと合流するだけなんですが…」と、ときには不満も漏れるが、汗だくの警察官たちは「すみませんが安全のため…」と頭を下げ、粛々と警備を続ける。競技場周辺ではそんなやりとりが繰り返されていた。

五輪はテロに見舞われた悲しい歴史もある。警察庁によると、全国で過去最大規模となる約6万人の警察官が警備にあたっているといい、厳重な警備が展開されているという。

全力のパフォーマンスを見せてくれるアスリートだけでなく、コロナ感染のリスクも抱えながら、酷暑のなか、必死で街の治安を守る警察官にも声援を送りたい。(藤木祥平)

会員限定記事会員サービス詳細