新型コロナ、東京で3177人、国内は初の9千人超

東京都庁舎
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国内で28日、新たに9583人の新型コロナウイルス感染者が確認され、過去最多となった。首都圏1都3県でこのうち6割近くを占め、東京は3177人で最多を更新。都に4回目の緊急事態宣言が発令された今月12日以降も感染拡大が止まらず、政府は28日、首都圏3県に緊急事態宣言を再発令する調整に入った。

埼玉、千葉、神奈川3県の知事は29日に協議し、合意が得られれば同日中にも政府に宣言発令を要請する方針。政府は30日にも政府対策本部などを開き、発令を判断する見通しだ。

一方、大阪府の吉村洋文知事は28日の記者会見で、軽症・中等症病床と重症病床のいずれかの使用率が50%に達した場合、宣言発令を要請する考えを示した。兵庫、石川両県は同日、蔓延(まんえん)防止等重点措置の適用を政府に要請した。

厚生労働省に新型コロナ対策を助言する専門家組織の脇田隆字座長は28日、直近1週間の感染状況について「これまでに経験したことがない感染拡大だ」と指摘。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は同日、都の感染拡大に関し、「医療の逼迫(ひっぱく)が起き始めているというのがわれわれの認識だ」と語った。

28日の感染者数は、神奈川1051人、埼玉870人、大阪798人、千葉577人など。国立感染症研究所は同日、関東地方では7月中旬の時点で、感染力が強いインド由来の変異株「デルタ株」の割合が約7割になったとの推計を発表した。