性交発言の本多平直衆議「これから辞表提出」 政界への思いにじませ

会見で議員辞職の経緯などを語った本多平直衆議=28日午前11時50分すぎ、札幌市内(坂本隆浩撮影)
会見で議員辞職の経緯などを語った本多平直衆議=28日午前11時50分すぎ、札幌市内(坂本隆浩撮影)

立憲民主党のワーキングチーム(WT)の議論で性交同意年齢の取り扱いに係る発言をめぐり、27日付で同党を離党した本多平直衆院議員(56)=比例北海道=は28日午前、選挙地盤の北海道札幌市で記者会見し、「党を離れた以上、筋を通して辞職する。これから東京に戻り、辞表を提出する」と述べた。辞職後の動向については「離党と議員辞職を決断した直後の今は考えられない」としたが、「何か道があれば政治の仕事をしたいという思いはある」と政界への思いを語り、早期に地元後援会や支援者などと対応を検討する考えを示した。

本多氏は「WTでの発言がねじ曲げられて伝えられた」などと自身の考えを主張。問題発言と指摘される中で「党幹部からの助言があったとはいえ、報道直後に私自身の判断で会見を開いて説明責任をすべきだった。そのタイミングを逸した判断ミスがあった」と述べ、有権者に対する説明が遅れたことを陳謝。議員辞職に至ったことに「本当に無念」と悔しさをにじませた。

また、地元支援者に対する説明も一部を除いてまだできていないとし、29日以降、選挙地盤の小樽市などを中心に「(支援者を)1軒1軒まわって今回の件の説明とおわびをしたい」などと話した。

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