橋本大輝 金メダル 体操個人総合

橋本大輝の平行棒=28日、有明体操競技場(川口良介撮影)
橋本大輝の平行棒=28日、有明体操競技場(川口良介撮影)

東京五輪第6日の28日、体操男子個人総合決勝が有明体操競技場(東京都江東区)で行われ、19歳の橋本大輝(順大)が金メダルを獲得した。最終種目の鉄棒で0・467点差をひっくり返す逆転での頂点。

同種目は2012年のロンドン五輪、16年のリオデジャネイロ五輪で内村航平(ジョイカル)が連覇。橋本の金メダルで、日本勢が3大会連続で頂点に立つことになった。五輪でこの種目の金メダルは、遠藤幸雄や具志堅幸司らに次いで日本人5人目だが、10代での獲得は初めて。

橋本は最初のゆかで14・833点を出していきなり首位に。途中逆転を許したが、平行棒で15点台をマークするなど中国勢にくらいつき、最終種目を残して3位につけていた。

千葉県成田市出身で、2021年4月の全日本選手権では初優勝を果たした。内村航平に次ぐ日本のエースとしての期待がかかっており、今大会の予選でも88・531点をマークし、個人総合決勝に全体トップでコマを進めていた。

同じく個人総合に挑んだ18歳の北園丈琉(徳洲会)は5位だった。

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