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「こんなときこそ新曲を」 THE ALFEEが70枚目のシングル

この3人でなくてはできない音楽を積み重ね、シングル盤が通算70枚目を数えるTHE ALFEE =東京都渋谷区(石井健撮影)
この3人でなくてはできない音楽を積み重ね、シングル盤が通算70枚目を数えるTHE ALFEE =東京都渋谷区(石井健撮影)

THE ALFEE(アルフィー)が28日、新曲「The 2nd Life(セカンドライフ)-第二の選択-」をCDで発売した。「シングル盤」としては、なんとこれで通算70枚目を数える。デビューから半世紀近い大ベテランの3人組バンド。「シングルが、メンバーより先に古希を迎えた」と笑うが、コロナ禍にあって、ますます意欲的に音楽作りに取り組んでいる。

コロナ禍だから

「コロナ禍を抜けた後、どう生きるかを問いかけると同時に、人生100年時代を生きる同世代に向けた思いを託した歌です」

エレキギター担当の高見沢(たかみざわ)俊彦(67)が新曲を語る。高見沢が作詞作曲し、ベース担当の桜井賢(まさる)(66)がメインで歌っている。

昨年9月以来1年足らずで3曲目の新曲になる。高見沢は、「コロナ禍じゃなければ、こんなハイペースで出さない」と語る。

アルフィーは、日本のバンドで最多のコンサート開催記録を更新中だが、コロナ禍で開催がままならない状況が続いている。31日と8月1日には1年半ぶりの有観客コンサートを計画していたが、これも東京都で12日に発令された緊急事態宣言に伴い中止した。

3人は昨年来、空白の時間のすべてを曲づくりと録音に当てた。その結果のハイペース。「こんなときだからこそ、新曲を出すのが僕らの使命。暗いニュースが続く中、歌に希望を託したかった」と高見沢は説明する。

高見沢は新曲について、「人生は一度きりだけど、やり直しは何度でもできることも伝えたかった」ともいう。この3人組も決して平坦(へいたん)な道を歩んできたわけではなかった。

メリーアン

アルフィーのデビューは、47年前の8月。シングル「夏しぐれ」を出した。だが、売れなかった。翌年に2曲目、だが、3曲目はそこから4年を待たなくてはならなかった。

ただ、3枚目の「ラブレター」は高見沢が作詞作曲。それまでは松本隆と筒美京平という歌謡曲のヒットメーカーの手に委ねられていたが、「やっと自作曲で出せた。うれしかった」と生ギター担当の坂崎幸之助(67)は振り返る。

だが、坂崎は続ける。「気合を入れて頑張ったが、ヒットはしなかった」

昭和54年は、この「ラブレター」を筆頭に4枚ものシングルを出した。宣伝のため全国を飛び回った。レコード会社の営業所のラジオ体操で1日が始まり、スーパーの屋上で歌い、地方のラジオ局を訪ねた。