茨城県のコロナ感染、過去最多の194人、変異株も最多更新

インド由来の変異株(国立感染症研究所提供)
インド由来の変異株(国立感染症研究所提供)

茨城県と水戸市は28日、新たに194人の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。1日当たりの感染者としては1月15日の159人を超えて過去最多を更新した。100人を超えたのは1月23日の132人以来でおよそ半年ぶり。県内の感染者は累計で1万1901人となった。

県によると、龍ケ崎市内のサークル活動や、つくば市内で公演した劇団で新たに1人の感染を確認。サークル活動では5人、劇団では6人の感染が既に確認されており、県はクラスター(感染者集団)が発生した可能性があるとみている。

稲敷市内の事業所で1人、古河市内の事業所で2人の感染も新たに確認。これまでと合わせてそれぞれ13人(他県公表分も含む)、26人の感染が確認されたことから県はクラスターが発生したとみている。

また県は28日、感染が確認された人のうち、新たに22人からL452R変異株が検出されたと明らかにした。1日当たりの確認数としては前日の21人を超え過去最多を更新し、累計で268人となった。デルタ株(インドで確認された変異株)の可能性が高いとみて今後ゲノム解析を行う。

県は、感染拡大について「全体として県南の市町村で感染者が増えている」とした上で「変異株の影響や首都圏の1都3県で感染が拡大していることから(往来の多い)県南が影響を受けているのではないか」とみている。

感染者に占める年代別の特徴として20~30歳代、40~50歳代の「働く世代」の感染が目立つ一方、高齢者の感染は減っているとして「ワクチン接種の効果が表れているのではないか」と説明した。ただ、ワクチン接種後の感染例も確認されていることから「マスクの正しい着用や3密回避など基本的な感染症対策は接種後も徹底してほしい」と呼びかけている。