国内有数の地滑り地帯をいかすまちづくりとは

地すべりの影響でふさがれた幻の鉄道トンネル
地すべりの影響でふさがれた幻の鉄道トンネル

大阪教育大は28日、キャンパスを置く大阪府柏原市の地域特性について学び、まちづくりについて考える授業「多文化フィールドワーク」の発表会を開いた。昨年、日本遺産に認定された同市の「龍田古道」や「亀の瀬」を観光資源として生かすアイデアについて学生たちが報告。冨宅(ふけ)正浩市長からは感謝状が贈られた。

4月から10回以上にわたって続けられた授業では市職員も講師に加わり、地域の歴史や課題を学んだ。受講したのは教育学部の学生66人。全国有数の地滑り地帯でもある亀の瀬と、大阪と奈良両府県にまたがる龍田古道をまちづくりに生かす方法について検討してきたという。

発表会では、学生らが地域でのクイズスタンプラリーの実施や、既存の公園や資料館の活用法を提案。また、柏原市の新市庁舎や亀の瀬地すべり歴史資料室などにも実際に足を運んだ。

冨宅市長は「皆さんのアイデアを活用し、市の観光施策に反映、実現できるようにしたい」と述べた。また、亀の瀬の地滑り対策を行ってきた大和川河川事務所の白波瀬卓哉所長は「アイデアを亀の瀬や大和川の活性化につなげていきたい」と話していた。

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