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暮らし替えの道しるべ

(69) 定年退職後の特別な空間

若いお客さまが多いという同業の友人から、「高齢者宅の片付け方が分からない」と相談を受けました。

若い人々のご家庭だと、家族の成長段階に応じて物の要・不要が分かりやすく、片付けの提案がしやすいのかもしれません。

一方で、定年退職後のご家庭では、片付けたくてもそうした「次のステージ」のイメージがつきがたく、「片付けるのが難しい」と感じる方も多いようです。

人生100年時代といわれるように、定年退職してからの人生も長いのです。退職後により自由で充実した時間を過ごすために、これまでの人生の棚卸しを兼ねて、身のまわりのものを取捨選択し、ゆったりと過ごせる空間を整えることをおすすめします。

例えば、書斎などプライベートな空間なら、それまであった仕事関連の資料などを整理して、本当に自分の好きなものだけ集めておく。すると、心穏やかにリラックスできる特別な自分だけの場所になります。

その際、その部屋を使う主役以外は、口出しや指示をしてはいけません。たとえ夫婦であっても、お互いに大事にしているものや価値観は違います。お互いを尊重しなければなりません。

夫婦が互いに干渉せず、それぞれに居心地のよい空間を持つことで、退職後の夫婦関係はよりよいものになるでしょう。

友人に依頼したお客さまは、「書斎で大好きな音楽を聴きながら、ゆっくりコーヒーが飲めるようになってうれしい」と言ってくれた、と報告がありました。

(日本ホームステージング協会 代表理事 杉之原冨士子)