ミャンマー、総選挙結果「正式に無効」 NLDは解党も

2018年に訪日したミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相(当時)=東京(ロイター)
2018年に訪日したミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相(当時)=東京(ロイター)

ミャンマーの国営放送は26日夜、クーデターで全権を握った国軍が任命した選挙管理委員会が、アウン・サン・スー・チー氏率いる国民民主連盟(NLD)が圧勝した昨年11月の総選挙について、不正を調査し正式に無効と判断したと報じた。軍政はこれを根拠にNLDを解党処分とする狙いとみられる。

選管は、NLDが新型コロナウイルス関連の制限を悪用し、他の政党の活動を妨害することで国家権力を握ろうとしたなどと主張している。

国軍は2月のクーデター直後に総選挙を無効とし、やり直す考えを表明。選管は今月上旬、投開票が行われた全315の選挙区で、有権者名簿に同一人物が記載されていたり、選挙権のない人物が記載されていたりする不正が計1130万件以上あったとしていた。

軍政はNLDが不正を主導したとして解党処分を示唆しており、再選挙までにスー・チー氏を徹底的に排除する構えだ。(共同)