楽天、基地局整備に遅れ 半導体不足の影響拡大

楽天のロゴ=東京都世田谷区(佐藤徳昭撮影)
楽天のロゴ=東京都世田谷区(佐藤徳昭撮影)

楽天モバイルは27日、世界的な半導体不足の影響で、携帯電話の基地局整備が遅れるとの見通しを明らかにした。自社回線の人口カバー率が96%となる時期を、これまで公表していた「今年夏ごろ」から「年内」へ修正した。自動車業界などで深刻化している半導体不足の影響が、通信業界にも広がっている。

楽天モバイルは、自社回線のエリアでは比較的安い月額料金でデータ利用が無制限となり、動画やホームページが見放題となることが強み。公表していた時期から整備が遅れるのは第4世代(4G)移動通信システムの基地局で、高速大容量の5Gの基地局整備計画に影響はないとしている。

楽天モバイルの広報担当者は「お客さまにはご心配をお掛けして申し訳ありません」と謝罪している。今年5月末時点の人口カバー率は88・6%。総務省に申請した開設計画では令和8年3月末までにカバー率が96%になるとしており、変更はない。