都筑が銅メダル獲得 サーフィン女子

女子3位決定戦で積極的に波を攻める都筑有夢路=釣ケ崎海岸サーフィンビーチ
女子3位決定戦で積極的に波を攻める都筑有夢路=釣ケ崎海岸サーフィンビーチ

東京五輪のサーフィン女子は27日、3位決定戦で都筑有夢路がキャロライン・マークス(米国)と対戦した。都筑は6・80点をでマークス(4・26点)を下し、銅メダルに輝いた。サーフィンは今大会からの新競技で、日本勢にとって初のメダルとなる。

都筑は序盤から積極的にライディング。3本目には波の頂点で鋭く板を切り返すオフザリップを決め、5・00点を獲得するなど、着実に得点を伸ばした。

一方のマークスは最初の10分間に一本もトライせず、慎重に波を選ぶ。ようやく挑んだ1本目も2・33点とどまり、その後も伸び悩んだ。

都筑は1回戦で〝妨害ペナルティー〟がつき、最下位の4位で2回戦に進んだ。その後、3回戦でプロ最高峰チャンピオンシップツアー(CT)4位のタチアナ・ウェストンウェブを、準々決勝では同3位のサリー・フィッツギボンズを下すなど、ジャイアント・キリングを連発。見事、銅メダルに輝いた。

サーフィンは今大会からの新競技。3回戦から対戦方式となり、男女とも16人が争っている。各選手が乗る波を審判団が10点満点で採点し、得点の高いライディング2本の合計が得点となるルール。技だけでなく波の大きさや形も採点の対象となるため、適切な位置取りをしいかに良い波をとらえるかが勝敗を左右する。

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