シマノ、中間最高益更新 コロナ禍で自転車ブーム

自転車部品大手のシマノが27日発表した令和3年6月中間連結決算は、売上高が前年同期比65・2%増の2646億円、最終利益が79・5%増の560億円となり、いずれも中間期として過去最高を更新した。新型コロナウイルス流行を受けた世界的な自転車ブームが追い風となり、部品販売が拡大した。

コロナ禍で人との接触を避けられる自転車の良さが見直され、主力の欧州や米国市場向けが特に伸びた。旺盛な需要に応じて国内外の工場で増産した結果、原価が抑えられたことも利益を押し上げた。釣り具の販売増も寄与した。

同時に3年12月期通期の業績予想を上方修正し、売上高は前期比32・3%増の5千億円、最終利益が47・6%増の937億円とした。いずれも過去最高を見込む。従来予想は売上高が4555億円、最終利益が796億円だった。

島野泰三社長は電話会議の記者会見で「米国では受注の勢いが若干鈍ってきたかな、というのが見え隠れしている」との懸念材料を指摘。高価格帯の新商品を投入するなどし、販売を下支えする考えを示した。