沼津、下田の飲食店に28日から時短要請 静岡県、クラスター受け - 産経ニュース

メインコンテンツ

沼津、下田の飲食店に28日から時短要請 静岡県、クラスター受け

静岡県庁=静岡市葵区(今村義丈撮影)
静岡県庁=静岡市葵区(今村義丈撮影)

静岡県東部での新型コロナウイルス感染急拡大を受けて県は26日、飲食関連のクラスター(感染者集団)が複数発生している沼津市と下田市の飲食店に、新型コロナウイルス特別措置法に基づく営業時間短縮要請を行うと発表した。両市全域の計約2900店舗に28日~8月10日の2週間、午後8時から翌午前5時の営業と、午後7時からの酒類提供の自粛を求める。応じた中小事業者には1日あたり2万5千~7万5千円の協力金を交付する。

県の今月25日時点のまとめで、直近1週間の人口10万人あたりの新規感染は沼津市が29・5人、人口が少ない下田市は226・8人と、国の指標でステージ4(爆発的感染拡大)の「25人以上」に到達している。背景として飲食関係のクラスターが14日以降、沼津市ではスナック2件と接待を伴う飲食店1件で、下田市では複数の飲食店で会食した友人の集まりで、それぞれ確認された。沼津市では保育施設や幼稚園、小学校、事業所でもクラスターが発生している。

これにより東部の新型コロナ対応病床の使用率は38・8%となり、うち沼津市を含む駿東田方圏域では66・7%に。下田市を含む賀茂圏域ではもともと対応病床が4床しかなく、既に県内の他県域に広域搬送を行っている状況だという。

県は同時に、県民限定の県内旅行割引について30日以降の新規の適用停止(既存予約分は割引維持)とコンビニでの旅行券発券停止を、「Go To イート」食事券についてはテイクアウトとデリバリーを除く27日以降の店内利用自粛要請を、それぞれ発表した。

川勝平太知事は県庁での臨時記者会見で「デルタ株(インド由来変異株)には『1密』も避けるなど、これまで以上の対策が必要。地域社会全体で強化する」と対応に理解を求めた。クラスターは「(県東部で観客を入れて開催中の)五輪と関係はない」と語った。

5~6月に時短要請があった湖西市では、協力金は要請終了約1カ月半後までに128店に計約5200万円が交付され、市独自の給付金なども支払われた。