浪速風

静かな五輪

五輪開会式には静かに祝う「ゆかしさ」があった
五輪開会式には静かに祝う「ゆかしさ」があった

何でも2つに分けたがる人に五輪について聞いてみた。まずは、開催に賛成の人と、反対の人。開会式が「しょぼい」と不満だった人と、簡素でよかったという人。聖火最終ランナーの大坂なおみ選手は妥当だったという人と、サプライズ感がなかったという人。まあ、世は十人十色である

▶その続きでいえば、五輪に興味のある人と、ない人という分け方もできる。この場合、開催に反対という人は「興味のある人」に入る。世の中、声を上げる側に注目しがちだが、無関心の人も少なくない。それは五輪に限らず文化芸術でも政治だって同じである

▶白か黒か、なんでもそんなに単純に割り切れるものじゃない。高コストの開会式は確かにシュールで地味だったが、コロナ下に祝祭感を抑えつつ静かに祝う「ゆかしさ」があった。勝っても表情を崩さず相手に礼を尽くす、柔道・大野将平選手の振る舞いにも通じる気がする。さて、今日が出番。がんばれ。