卓球の混合ダブルス決勝が行われ、第2シードの水谷隼、伊藤美誠組が第1シードの許昕、劉詩雯組(中国)と対戦。日本ペアが息詰まる熱戦を制し、金メダルを獲得した。日本卓球界に初めて金メダルの快挙をもたらした。
第1、 2ゲームは中国が先取したが、第3、4ゲームは日本が取り返した。
第5ゲームも点の奪い合いとなるが、伊藤の強気のスマッシュ、水谷の後方からの鋭い返球などで3点をリード。直後に2点返されるが、浮いた球を伊藤が叩いてマッチポイント。水谷のチキータで11点目を挙げ、3ゲームを連取した。
第6ゲームも両者躍動し、スマッシュを決めた伊藤には会心の笑顔も。しかし後半は中国リードで試合が進み、そのまま中国がゲームをとった。
最終第7ゲーム。日本ペアは立ち上がりから左右に振るなど強気の攻めで8連続得点。中国ペアも技ありの返球で応じるが、伊藤のスマッシュを返せない。最後は伊藤のサーブが決まり、ゲームをものにした。
混合ダブルスは今大会の新種目。
水谷、伊藤組は準決勝で台湾に4-1で快勝。準々決勝ではドイツに繰り返しマッチポイントを握られながらも4―3で大逆転勝ちを果たした。