台風8号 福島第1原発も警戒 放射性物質流出防ぐ土嚢強化 - 産経ニュース

メインコンテンツ

台風8号 福島第1原発も警戒 放射性物質流出防ぐ土嚢強化

台風8号の接近に備え側溝に追加で設置された放射性物質の流出を防ぐゼオライト土嚢=東京電力福島第1原発(東京電力HD提供)
台風8号の接近に備え側溝に追加で設置された放射性物質の流出を防ぐゼオライト土嚢=東京電力福島第1原発(東京電力HD提供)

太平洋を西へ進み東北南部に接近している台風8号。異例のコースをたどる台風は福島県へ上陸する可能性も指摘されている。廃炉作業が続く東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)では26日、接近に備え排水溝などにセシウムを吸着するゼオライト土嚢(どのう)を追加設置するなど対策を急いだ。

今月に入り同原発では、汚染土壌の保管タンクのふたがずれて雨水がたまり、放射性物質を含む水になってあふれ、近くの川に流出した可能性があることが判明。台風8号で大雨が予想されることから、タンクをシートで被う養生を強化するとともに、側溝などに配置したゼオライト土嚢を増やす措置を施した。

ゼオライト土嚢は、セシウムなど放射性物質の吸着材として使われる、鉱物のゼオライトが入っている。

このほか、強風に備えて構内にある資器材の固縛や養生なども実施。さらに、台風が浜通り地方に接近した場合は、屋外作業を原則中止する。また、一昨年の台風19号で敷地内の法面が複数崩落したことなどから、台風通過後はパトロールを行い状況把握を急ぐことにしている。

東電では「2月の地震による影響も考えられるため、今回は備えを特に入念にしている」(広報担当者)という。