長野県東御市の空き家の庭に出産した女児の遺体を埋めたとして、死体遺棄の罪に問われた高藤聖美被告(22)に長野地裁上田支部は26日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。
判決理由で坂本達也裁判官は、被告が妊娠後に誰にも相談せず、病院にも行かないまま女児を出産し、死亡後も適切な対応をしなかったことを「無責任だ」と指摘した。
一方で、周囲の支援を受けづらかったことや、被告には女児を弔う気持ちがあったことを考慮し、執行猶予を付けた。
判決によると、5月2日、兄が管理する長野県東御市の住宅の庭に、出産した女児の遺体を埋めた。