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産経抄

7月25日

柔道の野村忠宏さんに以前、悔いの残る瞬間はいつかと尋ねたことがある。北京五輪の代表選考会だと返ってきた。「結果がどうあれ、お前を選ぶ」。右膝の痛みで精彩を欠く野村さんに、当時の代表監督は言ったという。

▼膝が壊れても―と固めた覚悟はその一言で揺らぎ、試合に負けた。五輪4連覇の夢が断たれたのは、多くの方がご記憶だろう。空手形となった「お前を選ぶ」に恨みはない。「努力のすべてを裏切る試合をした。自分が許せない」。五輪で負けを知らぬ人の、癒えることのない傷だという。

▼17年前、アテネ五輪の野球日本代表を率いた長嶋茂雄さんに、日本オリンピック委員会は選手団の旗手を打診したと聞く。長嶋さんは病に倒れ、日の丸を掲げることはなかった。脚光を浴び続けた英雄にも、手に届かぬ光があった。

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